卒業生の龍谷大学GmailメッセージのPOP, IMAPによる移動(2012-03-22以降)

龍谷大学の学部, 大学院を離れられる方は, 龍谷大学 Gmail https://g.mail.ryukoku.ac.jp (同じだけど https://mail.google.com/a/mail.ryukoku.ac.jp )のメッセージが(2012年3月卒業なら4月末に)消去されるので, どこかに退避させる必要があります. ここでは2012-03-22の設定変更以降に使える方法を述べます. id:hig3r:20120310:1331337729 の更新版です.

Gmailに関しては、4月末日までご自宅のパソコン等から利用できます。
利用できる期間中に各自必要なメールを移動するようにしてください。

Gmail内のメールを移動させる方法について>
複数のメールを一括で移動できないため、受信済みのメールを一通ずつ他のメールアドレス宛に転送してください。

メッセージの個数が多い人は, IMAPまたはPOPを使うほうが簡単かもしれないので, その方法を2つご紹介. 申し訳ないですが, 自分で同じ環境で実験しているわけではなくて, こうしたらできるはず, っていう話.

メールクライアントでダウンロード

  1. 自宅のPCなどにメールクライアント例えば(実習室にもインストールされている) Mozilla Thunderbird http://mozilla.jp/thunderbird/ をインストールする.
  2. 手順 https://support.google.com/mail/bin/answer.py?hl=jp&answer=180193 の, «Google Apps をご使用の場合»にPOPで読む設定をする.
    1. ステップ5では,
      • GmailGoogle Apps のメールアドレス 学籍番号@mail.ryukoku.ac.jp
      • パスワード 全学認証パスワード
    2. ステップ7では, Edit をクリック
      • Incoming gpop.ryukoku.ac.jp 995
      • Outgoing gsmtp.ryukoku.ac.jp 465
  3. メールを読みに行くと, すべてのメールがPCにダウンロードされる. 速度上限があって時間がかかる.
IMAP4でもできる

IMAPで設定した場合, デフォルトではメールはローカルにダウンロードされないので, 追加の設定が必要. 次のURLが勉強になる.
http://www.sfc.itc.keio.ac.jp/ja/computer_email_cns_usage_imap4backup_thunderbird.html
1では

      • サーバ名 ポート gimap.ryukoku.ac.jp 993
      • ユーザ名 学籍番号@mail.ryukoku.ac.jp

2以降をやればいい.

このデータをさらに別のIMAPアカウントにコピーすることもできるらしい. この方法ならラベル(フォルダ)まで移せる.

個人のGmailアカウントに移行

  1. 学籍番号@mail.ryukoku.ac.jp で«すべてのメールで POP を有効にする»設定をする. http://support.google.com/mail/bin/static.py?hl=ja&page=ts.cs&ts=1668960&rd=1
  2. 個人のGmailアカウント(個人@gmail.com)を取得する
  3. 個人@gmail.com で, Mail Fetcherの設定をする. http://support.google.com/mail/bin/answer.py?hl=ja&answer=21289
    • アクセスするアカウントの完全なメールアドレス: 学籍番号@mail.ryukoku.ac.jp
    • 正しいサーバー名とポート gpop.ryukoku.ac.jp 995
    • パスワード 全学認証パスワード
  4. 放っておくと時間はかかるけど個人@gmail.comで受信される. ただしラベルの情報は失われる.

下の設定例が勉強になる(けど今の場合サーバは smtp.gmail.com じゃなくてgpop.ryukoku.ac.jp)
http://gmail.1o4.jp/gmail2gmail.html

コメント

  • 上で書いたのはメッセージだけ. 連絡先も保存・移行されることをお薦めする. フィルタ設定なども移行可能.
  • メールを転送で移すと, From, Date, To, Cc などの元のメールにあったヘッダー情報がぜんぶ本文に移って, データの構造が失われちゃう. もったいない. (Gmailは再送, Resend, リダイレクトのような機能はない)
  • どうせ転送で移すなら, 2011年9月のGmailへの移行のときに, «卒業時にはデータ移行がたいへんだから, 個人のメールアドレスに自動転送設定しておくこと»って案内があればよかった. 受信時の自動転送ならヘッダー情報は保たれる. あっこれを読んでいる3年生以下は…
  • Gmailのcapacityは8GB, メール1通の最大サイズは25MBだから…4年間でcapacity使いきった人は, 320通以上か.
  • あまりいい方法がないのは, 龍谷大学の運用が悪いわけじゃなくて, Google TakeoutGmailをサポートしてないってのがいちばんの問題. Gmailには「メールアドレスを変更する」ような機能もないし.
  • Ryukoku University Gmail FAQ

http://www.media.ryukoku.ac.jp/fukakusa/manual/faq.html#gmail