学生による学期半ばの授業アンケートをeラーニングシステム(Moodle)で

毎学期この時期には, 龍谷大学大学教育開発センターが学生による学期半ばの授業アンケートをやっています.

受講している学生の授業に関するニーズや要望等を把握し、授業内容・方法等を改善した結果を学生にフィードバックすることで学生の学習意欲の向上につなげることを目的として、2009年度より「学生による学期半ばの授業アンケート」を実施しています。
第1学期及び第2学期の半ばに、各学舎の講師控室へセンターが作成した2種類(【A】設問項目あり 又は 【B】罫線のみ)のアンケート用紙を設置し、先生方に利用いただいています。

eラーニングシステムで

センターは用紙を提供していますが, 教員が自分で用意すればeラーニングシステム(Moodle)上で同等のもの(匿名, 記名とも)を実施することが可能です. 自動的に集計された結果を, そのまま, または点検後に学生に対しても表示することが可能です.
http://www.a.math.ryukoku.ac.jp/~hig/info/teaching/rels#feedback-midterm
樋口は今学期は2科目でMoodle(1.9,2.3)上で実施し, 結果を受講者に公開しています.

講義室でやっている科目では, 授業後に計算機実習室や自宅のPCで各自回答しておいてね, と学生さんにお願いしなければいけません. しかし,

  • eラーニングシステム上で, 毎週やっている宿題・課題や予習復習問題と並べておく
  • PCを使うと便利な話題をためておいて臨時に計算機実習室を使って授業する

などの方法をとると, 回答率はそれほど下がらないこともあります(むしろ, 鉛筆で書くより楽なのでたくさん意見がもらえることもあります).

携帯で講義室で

講義室でやりたい場合は, 携帯出席確認システムを流用する手もあります(ただし学期はじめに使用を申し込んでおく必要があります). ふだんは学籍番号を記録するわけですが, ダミーの学籍番号を入力してもらうようにすれば, いちおう匿名になります, と言いたいところですが, ふだんから User-Agent を記録したりしているので, 照合すると, 受講者数の少ない科目では, 回答者を推測できちゃうこともあるでしょうね…